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まさひろオキナワジン × 琉球メキシカン「ボラーチョス」


国際通りから一本入ったパラダイス通りにお店を構える「BORRACHOS(ボラーチョス)」は、2021年8月にオープン10年目を迎えます。こちらでいただけるのは、本格派のメキシコ料理。旬の沖縄野菜や県産のまぐろ、島ダコ、島唐辛子などの沖縄食材を取り入れ、他のメキシコ料理店とは一味違う個性派のメニューが勢揃いしています。「沖縄×メキシコ」=「琉球メキシカンレストラン」というユニークで珍しいスタイルが評判を呼び、常連客は右肩上がりに。


スペイン語で“酔っ払い”という意味を持つボラーチョスは、大勢で楽しく酔いたい夜にぴったりの一軒です。


店内にはメキシコから直接買い付けた雑貨が至るところに配置され、異国情緒あふれる雰囲気。壁にはガイコツの絵
が描かれ、BGMには陽気な音楽が流れ、お店にいるだけで元気になれそうな気持ちに。

(マネージャーの大城さんとシェフの上野さん)


東京の三軒茶屋に2号店があり、2016年には広島に3号店もオープン。今回は沖縄(本店)のボラーチョスでマネージャーを務める大城 翔太(おおしろ しょうた)さんにいろいろお話を聞かせていただきました


−オープンしたきっかけや経緯を教えてください。


代表(瀬戸口潮)は12年ほど前に10年メキシコ料理店に勤めていました。その後に青山でバーをオープンしたのですが、メキシコ料理に対して強い思いがあって、美しい自然と心温かい人たちであふれている沖縄を拠点にして挑戦することに決めたんです。その時は東京に住んでいたので、沖縄に住む友人や知人に相談しながら。そうしたら、とんとん拍子に決まってしまって。


−代表と大城さんの出会いは?

行く飲み屋が一緒で、何度か顔を合わせているうちに仲良くなって、それでマネージャーとして働くことになりました。代表は、今は店舗プロデュースや施工管理者として動いています。主にホテルや飲食店ですね。メキシコで購入した小物やアメリカの古材(例えば、古い教会を解体した時の木材など)を使って店舗のリノベーションをしています。一号店は、宜野湾のパイプライン通りのメキシカンカフェ「PIPELINE COFFEE」で、ボラーチョスの姉妹店になります。


−ボラーチョスのコンセプトを教えてください。


コンセプトは「琉球×メキシカン」で、沖縄の食材を使って本格的なメキシコ料理を提供しています。沖縄とメキシコ料理の“良いとこどり”ですね。


−メニューはどのようなものがありますか?


島唐辛子を使った「セビーチェ」は人気です。セビーチェはラテンアメリカで食べられている魚介類のマリネですが、ボラーチョスでは、市場から仕入れた新鮮な白身魚をレモンでマリネしています。

県産のまぐろやプリプリの有頭赤エビ、ヤリイカの輪切りが入ったボリュームたっぷりの「シーフードファフィータ」や自家製のコーントルティーヤを使った「タコス」、メキシコ料理の定番「サボテンとエビとアボカドのサラダ」「バッファローチキンウイング」など、お酒に合うメニューが揃っています。

ゴーヤーやビーツなどの沖縄の旬の野菜やエリンギ、サボテンを使った「メキシカンピクルス」も前菜におすすめです。サボテンはメキシコから輸入しているものです。

〆には「タコライス」や沖縄そばを使った「メキシカンソバ」はいかがでしょうか?


−メニューはどのように考えているのですか?


東京のボラーチョスにいるシェフは実はメキシコの大使館で働いていたので、彼のアイデアを落とし込んだり、あとは友人のメキシコ人シェフにレシピを教えてもらったり。ちょっとつまめるものからデザートまで、メニュー数はだいぶ多いと思います。


−お客様はどのような方が多いですか?


お店は17時オープンなのですが、早い時間帯はベースで働いているアメリカ人が多いです。それから地元のお客様が増えてきて、24時以降はだいたい常連さんです。


−ボラーチョスで扱っているお酒は?


メキシコのビールやビールを使ったカクテル、ラム、ジン、ウォッカ、ウイスキー、ワイン、テキーラを使ったメキシカンカクテル…泡盛も扱っています。


−まさひろ酒造のクラフトジンも扱っていますよね?なぜメニューに加えようと思ったのでしょうか?


まさひろオキナワジンは、知り合いのおすすめでメニューに加えてみようと思いました。クラフトジンが流行っているというのもありますね。それから、まさひろ酒造の社長は実は小中学の同級生で…それも理由のひとつです。

まさひろオキナワジンはカウンター席に並べているんですけど、観光客も興味を持ってくださる方が多いです。


−まさひろオキナワジンの魅力は?


ピパーチやローゼルなど、県産の素材を使っているところが面白いと思いました。泡盛ベースだからなのか、タンカレーやボンベイに比べると重めでスパイシーな感じがしますね。ガツンとくる感じが好きです。


−まさひろオキナワジンを使ったカクテルはありますか?


季節限定ですが「パッションジントニック」があります。これはパッションフルーツが手に入る時期限定なので、6~8月あたりまでになるかと。

パッションジントニックは、フレッシュなパッションの果肉とライムを使ったカクテルです。まさひろジンに100%のパッションフルーツジュースを少し加えて、ジントニックで仕上げます。最後にパッションフルーツの果肉をトッピングして出来上がりです。芳醇な香りと甘み、酸味のバランスが良くて、パッションフルーツのプチプチした食感が楽しめる一杯です


−まさひろオキナワジンと合わせる、ボラーチョスのおすすめメニューを教えてください。


「カマロネス・アル・ジン」はいかがでしょうか。本来は「カマロネス・アル・テキーラ」というメニューでお出ししています。エビのテキーラ炒めですね。テキーラの代わりにまさひろクラフトジンを使ってみました。
 


フライパンをギンギンに熱くさせて有頭エビを炒めたら、ライムと塩で味付けします。その後に多めのジンを加えてサッと炒めています。


まさひろオキナワジン特有のスパイシーさとスモークの香り、ライムの酸味がエビの旨みと絡まって、おいしいんです。まさひろオキナワジンは複数の薬味が入っているので、テキーラで作るよりも力強くてスパイシーさが際立ちます。


「カルニタス」も合うと思います。こちらは県産ソーキ(豚のスペアリブ)とミミガー(豚の耳)をコンフィした(油で煮込んだ)もので、メキシコ屋台の定番タコスです。ソーキとミミガーは、オレンジやセロリ、玉ねぎ、にんじん、唐辛子などと一緒に6時間ほど煮込んでいます。食べる時はライムを絞って。ジンとライムはよく合うんです。見た目よりもさっぱりしていて、ミミガーのコリコリとした食感も楽しめて、おすすめです。

−自宅でまさひろオキナワジンを楽しむなら、どんな料理が合うと思いますか?


炭酸割りだったらピクルスやカルパッチョ。ロックだったら、魚天ぷらやまぐろの刺身が合いそうです。


−ボラーチョスの今後の目標


独立支援制度を設置して、沖縄で姉妹店やフランチャイズ店をどんどん展開していきたいです。次は居酒屋さんですかね。


−大城さんが観光客におすすめしたいスポットを教えてください


那覇だったら食べ飲み歩きが面白いと思います。那覇以外だったら海遊び。と言っても、実は僕は海には入りません。海を見ながらお酒を飲むのが好きです(笑)。まわりの友達はサーフィンやダイビングをするんですけど。那覇から車で20~30分もあればビーチに行けるので、観光で来られた方もお気に入りのビーチを見つけてください



ボラーチョス
住所:沖縄県那覇市牧志1-3-31 太平ビル1F
電話:098-943-4488
営業時間:月〜木17:00〜翌3:00、金土 17:00〜翌5:00、日祝 17:00〜翌2:00
定休日:不定休



Photo &text:舘幸子

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